KBEAR 8芯純銀ケーブル(2PIN 4.4mm) レビュー
KBEAR 8芯純銀ケーブル(2PIN 4.4mm)のレビューです。
今回はEasy Earphone(@hulang9078)さんから提供して頂きました。
Easy Earphoneさんの販売ページはコチラ。
AliExpressにて3491円で販売されています。
付属品として立派なポーチがついてました。
グッドポイント👍
- 8芯純銀で4000円という価格破壊。
- 質感は非常に高い。
- 立派なポーチ付属。
- しっかりと純銀の変化を感じられる。
- コネクタ&プラグの種類が豊富。
イマイチポイント👊
- 少し重めのケーブル。
- かなり派手なので外では目立つ。
以下、3本構成でお送りします。
- 外観
- 音質
- 総評
1. 外観
ケーブルの質感は非常に良いです。コネクタやプラグなど、安っぽさは感じません。8芯ですが、通常の16芯銀コート線くらいの太さがあります。また、ケーブル自体が少し重めです。コネクタ部分には耳かけ用のスリーブがあり、癖がついているので、耳かけタイプのイヤホンでないと使用は厳しいです。
真っ白な銀色の中華ケーブルは初めて手にしましたが、やはり某国内メーカーの付属ケーブルのようにカッコいいですよね。ついつい眺めてしまいます。
2PINのコネクタはフラット2PINなので、CIEM 2PIN(埋め込み2PIN)のイヤホンだと長さが足りないと思います。実際にLZ A6などでは長さが足りませんでした。TRI Starseaなどでは問題なく使えると思います。
他のコネクタにはQDC/TFZ/MMCXがあります。プラグは2.5mm/3.5mm/4.4mmから選択可能です。
2. 音質
今回は2PINのケーブルを頂いたので、以下の3つのイヤホンを用いて、付属ケーブルとどれくらい変わるか試してみました。再生機はWM1A、イヤーピースは付属品を使用しました。
ちなみに一緒に提供して頂いたBLON BL-01での使用感はコチラ。
・NICEHCK NX7 MK3
NX7 MK3はC16-5という16芯ケーブルが付属します。そのため、実質C16-5との比較レビューになりますね。C16-5も日本Amazonで4000円程なので、NX7 MK3のコスパが如何に良いか改めて感じますね。
C16-5での感想は、高域が強めの弱ドンシャリ。高域の解像度が非常に高く、中低域はそれほど主張して来ないものの、しっかりと質の高い音を鳴らしてくれます。
次に8芯純銀での感想です。まず、純銀線って高域がキツくなって低域が疎かになるイメージだったのですが、全くそんな印象は無いです。確かに高域の解像感はさらに上がりますが、全体的な音のバランスが崩れることもなく、元々のバランスのままに明瞭感や1音1音の質が上がるイメージです。
・KZ ASX
バランス化されたことで再生機器の駆動力が上がったこともあり、高域が暗めに感じることが多いASXでもしっかりと明瞭な音を鳴らすようになります。ただ、それでもWM1Aでは力不足感がありますね。純銀ケーブルらしく、高域はキラキラと前に出るようになりますが、暴れる低域を抑えきれていない様に感じました。個人的には嫌いではないですが、しっかりと駆動力がある環境でないとASXはオススメできませんね。
・TRN BA8
3.5mm→4.4mmになったためバランス化の恩恵もあり、音が広くなり、立体感を持つように感じます。また、もともとBA8は高域に明瞭感がしっかりあるイヤホンですが、音がより上に伸びるように感じますね。音数が多い曲だと少し被って聴こえていた部分も、しっかりと分離して聴けるようになります。低域に関してはキレが良くなりますが、量感は少し減る印象です。低域を下げ、高域を上げるようなチューニングがしたい方にはオススメです。
個人的にはこの組み合わせが一番お気に入りで、何時間でも聴いてしまう気持ちよさです。キラキラの高域とキレのある低音で電子音楽がより楽しいです。
3. 総評
8芯純銀ケーブルで4000円という破格ですが、しっかりと純銀らしさを感じることができます。編集時点でAliExpressのみの販売ですが、日本Amazonでも販売されると思います。個人的には中華イヤホンや中華ケーブルは安くてなんぼ、と思っているので是非AliExpressで購入してみてください。届く時間が結構かかるのが難点ですが…(^_^;)