TK@wm1a

オーディオ関連のレビューを適当にしています。

KZ DQ6 レビュー

f:id:tkwm1a:20210131211119j:plain

KZ DQ6 のレビューです。

今回はAmazon.co.jpにて3199円で購入しました。実際はクーポンがついていたのでもう少し安かったです。Aliexpressであれば、さらに安く購入することもできます。

相変わらずの適当レビューなのでご容赦ください。

 

付属品の写真はお馴染みのKZなので割愛します。

・イヤーピース(L/M/S)

・銀メッキアップグレードケーブル(お馴染み)

・いつもの謎の紙。

 

グッドポイント👍

イマイチポイント👊

  • 相変わらずイヤピはダメダメ
  • 再生機器によってはホワイトノイズが気になる 

 

以下、3本構成でお送りします。

  1. 外観、装着感等
  2. ドライバ構成と音質
  3. 総評

 

1. 外観、装着感等

今回はブラックを購入しましたが、派手なKZのデザインとは打って変わり、シンプルで普段使いもしやすい感じになりました。フェイスプレートは恐らく金属製、耳に触れるハウジングの方は樹脂製なので冬でも耳が冷たく無いです。

KZ ASXよりも小さく、CCA CA16とほぼ同じ大きさです。相変わらず突起は存在するので耳との相性は多少あります。CA16が問題なく装着できればDQ6も大丈夫だと思います。 

フェイスプレートに大きなベントがあるので、遮音性はあまり良くありません。同様に音漏れもそれなりにします。電車などのある程度雑音がある環境では掻き消されると思いますが、図書館など静かな場所では周りの迷惑になる可能性があります。

相変わらずKZのTWSで御用達のイヤピは良くありません(そもそもフジツボイヤピも良くありませんでしたが)。かなり耳の奥までステムが伸びているので、傘の短めのイヤピがオススメです。個人的にはTWS用のEタイプが装着しやすいです。

 

2. ドライバ構成と音質

高音:☆☆☆

中音:☆☆

低音:☆☆☆☆

ドライバ構成は、狂気の3DDです。細かいことは省きますが、簡単に言うと中低音から低音用のDDが1基、高音用のDDが2基入ってるようです。

音質は結構良いです。3DDという狂気の構成なので、CA16やZSN PROの低音を盛り盛りにした音なのかと思っていましたが、実際に聴くと割と普通です。確かに低音は強めですが、高音が霞んでいることもなく、楽しいドンシャリサウンドでした。

各帯域をざっくりと表すと、高域は割と主張が強め、中域はハッキリ聴こえるが程々、低域は量感や質も高く流石DD機といった感じです。音のバランスが良く、コレだよ!コレ!って言いたくなります。ASXもこの音のバランスで出してくれたら良かったのに…(遠い目)

高域は2基のDDが担当しており、曇っている感じもなく、明瞭で軽快なサウンドを鳴らしてくれます。高域の一部に少しだけ刺さりのようなものを感じることもありますが、基本的には鋭利な音ではなく、丁度いい感じです。中華イヤホンをよく使う方には、刺さりなどはあまり気にならないでしょう。同じKZのDD機のEDXはザラザラとした高域を鳴らしますが、DQ6はなめらかで明瞭なサウンドになっています。

中域はドンシャリ気味なのであまり目立つ感じではありませんが、しっかり聴くとハッキリと鳴っています。個人的にはボーカルを聴くイヤホンではないかな、と思います。ボーカルが美しいイヤホンだと、歌っている姿(特に口元の動き)が目に浮かぶように感じられるのですが、DQ6では(決して悪くは無いですが)そんな雰囲気はあまりありません。まあ3000円に何を求めてるんだって話ですが、ダンスミュージックみたいな音そのものを楽しむ方が合う印象でした。

低域はこのイヤホンの特記すべきところですね。流石のダイナミックドライバー、低音の量感は十分です。低音が飽和しすぎることもなく、ベントのお陰でよく調整ができていると感じます。解像感、アタック感も良く、ロックなども楽しく聴けると思います。特に重低音の多い曲だと、耳の中の空気の振動をハッキリと感じますね。最近BAのイヤホンばかり使ってたので、ダイナミックドライバーの低音は非常に気持ちが良く、やはり個人的にはDD機の方が好みだな、と改めて実感しました。

 

3. 総評

よくもこんな3DDのイヤホンを上手くチューニングしたなぁ…と思いました。こんな上手くまとめられるなら、ASX(ASF)は何を目指したんだ…という話は置いといて、中華イヤホン初心者であれば入門機に、オーディオを嗜まれている方にもカバンに入れておく予備として使ってもいいかなと思いました。非常に鳴らしやすく、DAPで聴いても良し、スマホでも十分駆動できるでしょう。

個人的にはリケーブル推奨です。低域が気持ち良いイヤホンなので、銀メッキ線よりはOFC線でしっかり低音を鳴らした方が良い印象でした。よりドンシャリで、楽しい音にしたければ銀メッキ線も良いと思います。オススメのケーブルはNICEHCK C16-3です。本体が黒であれば、見た目的には真っ黒な16芯ケーブルが合うんですがね。なかなかOFC線、真っ黒のケーブルで安価で良さげなモノって見かけない気がします。NICEHCKの高いケーブルならあるんですが、3000円のイヤホンには勿体ない感じがして…。