TK@wm1a

オーディオ関連のレビューを適当にしています。

TRN BA8 レビュー

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TRN BA8 のレビューです。

 

Amazonにて10960円(クーポン使用)にて購入しました。

現在は13800円にてLuckLZさんで販売されています。 

Aliexpressであればいくらか安く手に入れることもできるでしょう。

 

付属品は、ケーブル、イヤーピース、ケーブルでした。

ちなみに、このケースは上に引っ張るだけです。簡単に外れる感じではないので、カバンの中でいつの間にか開いちゃうことは無さそうです。

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グッドポイント👍

  • 約1万円で片側8BAドライバー。
  • 金属筐体の品質はかなり良い。
  • ケース付属なので使わないときも安心。
  • しっかりとマルチBAを堪能できる。

イマイチポイント👊

  • 中華イヤホンとしては少し高価。
  • ケーブルは交換するのがオススメ。
  • スマホでは十分な音質を得られない(DAP推奨)。

 

以下、3本構成でお送りします。

  1. 外観、装着感
  2. 音質
  3. おすすめ曲

 

1. 外観、装着感等

筐体の作りは非常に良いと思います。金属筐体は継ぎ目もなめらかで、装着感は良好です。気になるとすれば、冬の時期は筐体が冷たくてあまり積極的に使う気になれませんね、耳がとても冷たいです…(^_^;)

筐体は8ドライバを収めているとは思えないくらいコンパクトで、NX7 MK3などと同じ位のサイズ感です。VXよりも少し厚みが増しています。よほど耳が小さい方以外は耳に収まらないということは無いと思います。

付属のイヤーピースは一応使えるレベルですが、final EタイプやSpinFit CP145などに交換する方が装着感は格段に良くなります。

付属のケーブルは値段の割には、KZの付属の安いケーブルのような見た目です。装着感は悪くないですが、リケーブル推奨です。

 

2.音質

高音:☆☆☆☆

中音:☆☆☆

低音:☆☆☆

音質はかなり良いです。搭載されているBAドライバーは8機で、低域*1、中低域*2、中高域*2、高域*3の構成となっています。中低域と中高域をカバーするようにBAドライバが構成されているのもあり、寒色系ドンシャリとなっています。

各帯域をざっくりと表すと、高域は主張が強めで鮮やか、中域は適度な存在感、低域はそこそこ量感もありタイトな印象です。また、少し駆動力を必要とするので、スマホ向けではないです。音の分離感は非常に良く、マルチBAらしい音を鳴らしてくれます。個人的には電子音楽、futurebassなどの音楽を聴く方には是非聴いてみて欲しい音作りになっています。

高域は担当するBAドライバーの数が多いこともあり、主張が強めで鮮やかです。マルチBAらしく解像感は高めで、キラキラした伸びの良いサウンドになっています。お気に入りポイントはこの高域で、電子音楽をよく聴くため、この鮮やかでしっかりと主張がある音は聴いていて楽しいです。

中域は少し凹んでいるように感じますが、ボーカルはしっかり前に出てきます。特に女性ボーカルは映えますね。鮮やかで、金属筐体を生かした音の広さもあります。高域から中域にかけて、この帯域はクッキリハッキリサウンドなので、聴き疲れしやすいと感じる人もいるかも。

低域は他に比べて主張は強くなく、担当するBAドライバーの数も少ないですが、量感としては十分かなと思います。EDMなどをよく聴く方には少し物足りなく感じるかもしれません。また、低域に音数の多い曲だと、音が被って聴こえることがあります。低域に関しては分離感はそれなりです。また、自然さはBA機としては十分ですが、ハイブリッド機には及ばない印象です。

 

3.おすすめ曲

・Shine (Gabriel Drew & Bloom Remix) / Spektrem

NCSから個人的なお気に入りを一曲。明るいテンポと、高音が特徴的なハウス系。BA8であれば重なる電子音もしっかりと分離して聴くことができますね。

 

・Clock Strikes / ONE OK ROCK

ロック系ということでONE OK ROCKより一曲。男性ボーカルであっても気持ちよく聴くことができます。

 

・future bass (Prod. Yunomi) / Kizuna AI

女性ボーカル曲としてfuturebass系から一曲。やはりこの手の曲はBA8の得意分野のように思います。高音が鮮やかなので、高音好きには鮮やかさが癖になりますね。低音もしっかりと圧とキレがあり、しつこくない感じは好印象です。

 

・快晴 (feat. IA) / Orangestar

ボーカロイドからも一曲。ギターの音が気持ちよく、IAの声もしっかりと映えます。楽器の音が分離していて、その中にボーカルが浮きだって聴こえます。ここはマルチBAらしさを感じますね。

 

総評

おすすめ度は80点。個人的に音作りとしては非常に好きな音で95点をつけたいところですが、試聴ができない博打中華イヤホンとしては少々値段が張ります。TRNのフラッグシップに相応しい完成度、KZとは違う方向性で仕上げてきたTRNのレベルの高さを感じました。クーポン等やセールで1万円ほどで買えるならかなりアリです。急いで飛びつくほどではないと断っておきますが、高音好きであれば買って損は無いと思います。

 


final A4000 レビュー


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final A4000 のレビューです。

他のイヤホンのレビューを先に出すつもりでしたが、最近コレばっかり使ってるので先にレビューしようと思います。

 

eイヤホンやヨドバシにて15800円で購入できます。

SNEXT DIRECTショップでも購入できます。

僕はeイヤ中古にて11900円で購入しました。

 

同梱品は、Eタイプ黒(SS、S、M、L、LL)、ロック機構付きイヤーフック、イヤホンケース、OFCケーブルです。

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グッドポイント👍

  • リケーブル可能。
  • 付属品が良く、普段遣いしやすいケース。
  • 装着感はそれなりに良い。
  • finalにしては安い(感覚麻痺)。

イマイチポイント👊

  • 筐体色は悪くないが、シンプルに黒が良かった。
  • E3000ほどではないが駆動力はある方が良い。スマホだと微妙。
  • 2pinコネクタなのでMMCX派の人は注意。

 

以下、3本構成でお送りします。

  1. 外観、装着感
  2. 音質
  3. 他のイヤホン(E5000)と比較

 

1. 外観、装着感等

装着感は良好です。付属のイヤーフックを使えばしっかり耳の形に合わせて、ケーブルを耳にかけられます。個人的にお気に入りは付属のケースで、 簡単に出し入れでき、イヤホンをケース内部にしっかり固定できます。ただ入れるだけのケースだと持ち運ぶ際にケース内で動いて、筐体同士がぶつかりキズ等の原因になります。まあ樹脂筐体なのでキズとかあんまり目立たないかな…(^_^;)

筐体は非常に軽く、長時間の使用でも疲れにくいと思います。

イヤーピースはSS、S、M、L、LLが付属します。なんとイヤーピースにすらケースがあります。こんな立派なものが付属するんですね…ビックリです。

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2.音質

高音:☆☆☆☆☆

中音:☆☆☆

低音:☆☆☆

音質はかなり良いです。ドライバーは新設計の「f-Core DU」を1機採用し、一般的には1DDと呼ばれるイヤホンになります。この価格帯でこの音質を実現するため、イヤホンのほとんどの部品を新設計したそうです。Finalのやる気には感服しますね。

各帯域をざっくり表すと、高域は非常に解像感が高く透き通り、中域はそこそこの主張、低域は少し他より弱めだがしっかりと芯がある印象です。一音一音がしっかりと分離しているため、ロックなどの楽器が多い曲でも全ての楽器を聞き分けることができます。本当に1DDなの?と思うくらい音がクリアです。パッケージに書いてあるトランスパレントな音、というのはこういうことなのでしょうか…(・・?

高域は、解像度が高いのもあり、非常に目立ちます。高音が刺さると言っている人もTwitterでお見かけしたので、高音が刺さるのが苦手な人は避けるべきだと思います。僕は派手な音が非常に好きなので、全く気にならないです。

中音域はハッキリ言うと普通です。濃いわけでもなく、薄いわけでもなく。ただ、普通であることは悪いわけではなく、万人に受け入れられるような絶妙なバランスであるように思います。

低域は弱めですが、しっかりと芯があり、曲の全体を支えている印象です。電子音楽系であれば十分に思いますが、EDMであればもっと深くずっしりとした低音のほうが聴いていて楽しいので、EDM向けではないですね。

公式サイトに書いてある「音の立ち上がりが良い」というのは正直よくわかりませんでした。 言われてみればそんな気もする…(^_^;)

 

3.他のイヤホンと比較。

今回はシンプルにEシリーズ(E5000)と比較しました。finalではスローリスニングという時間をかけて好ましさを判定する評価方法を取り入れているそうなので、短時間で聴いて比較する方法は適しているとは言えないかもしれません。

E5000と比較してまず感じるのは、低音の量の違い、音の遠近でした。E5000は音が広く、駆動力のある環境では低音がかなり豊かに深く鳴ります。A4000はボーカルが近く感じるためか、割と近くで鳴っている感じがします。音を発する場所が違う感じですね。A4000は近くで鳴って広がるイメージ、E5000は少し離れたところで鳴って広がるイメージです。ざっくり言えば、E5000は低音が強く、A4000は高音が強いです。E5000を聴いた後だと、A4000のクリアさが際立ちますね。E5000は音がなめららかで艶があり、人によっては音が重なって曇っていると感じるかも。全く方向性が違う音ですね。どちらの方が良い、というわけではなくこれは好みの問題です。個人的にはA4000もかなり好きなんですが、僅差でE5000に軍配。

 

総評

オススメ度としては90点。確かに良いイヤホンです。付属品も良く、DAP等をお持ちであれば良い音を鳴らしてくれるでしょう。ただ、無視聴特攻するほどかと言われると、そうでもないと思います。高音がかなり強く出るイヤホンなので、刺さる音が苦手な人は避けたほうが無難です。A3000とA4000は、好みが人によってかなり分かれるようです。まずは試聴をして好みの方向性を探しましょう。最初はA4000が良かったが、ずっと聴いているとA3000が良いと感じる、と言っている人もちらほら見かけました。これは試聴してみるしか手はないですが、田舎に試聴機があるはずもなく…(´;ω;`)

 

 

 

所持機材。

メモ用に所持機材をまとめておきます。過去に持っていたものも含んでいます。個人的なお気に入りには印☆をつけています。 

僕は高音が煌びやかで、解像度の高い音を好みます。所謂ドンシャリなどは大好きで、元気な音のイヤホンをよく使います。

ワイヤレスイヤホンは緑で書いています。

 

イヤホン

AKG

ALPEX

  • HSE-A1000 → 売却
  • HSE-A1000PN → 売却

Anker

  • Liberty Air 2

Artio

  • CR-M1 → 売却

BLON

  • BL-01 ☆

BQEYZ

  • Summer ☆

CCA

  • CA16 ☆

Echobox

  • The Finder X1
  • The Nomad N1 ☆☆

ELECOM

  • Aqua ☆
  • EHP-CH1000
  • EHP-CH2000

Final

  • A4000 ☆☆☆
  • Adagio II ☆
  • Adagio III ☆
  • Adagio V ☆☆☆
  • E500 ☆
  • E1000SE
  • E2000 ☆
  • E3000 ☆☆
  • E5000 ☆☆☆
  • EVA2020 ☆
  • MAKE1 ☆☆☆
  • MAKE2 ☆☆☆
  • MAKE3 ☆
  • Piano Forte IX ☆☆

HZSOUND

  • Heart Mirror ☆☆☆

intime

  • 碧 SORA balanced 4.4 ☆☆  → 売却
  • 碧 SORA Light 2020 Edition ☆☆☆

KBEAR

  • KS2

KZ

  • AS06 ☆☆
  • AS16 ☆☆☆
  • ASF → 売却
  • ASX → 売却
  • DQ6
  • EDX ☆
  • S2
  • ZS5 → 売却
  • ZS6 → 売却
  • ZSN PRO → 売却
  • ZSN PRO X ☆ → 売却
  • ZSTX →売却

LZ

  • A6 ☆☆☆

MoonDrop (水月雨)

  • SpaceShip ☆
  • Quarks ☆

NICEHCK

  • NX7 PRO ☆
  • NX7 MK3 ☆☆☆

NUARL

  • N10PRO

SENNHEISER

  • IE40Pro ☆☆☆ → 売却

SONY

  • XBA-N1 ☆

SoundPeats

  • Truengine

TFZ

  • Exclusive 1
  • No.3 ☆ → 売却

TRN

  • BA8 ☆☆
  • TA1 ☆

qdc

  • Neptune → 売却

ZERO AUDIO

  • ZB-03 ☆

上海問屋

  • QZX-A1
  • QZX-R8 ☆☆

 

ヘッドホン

beyerdynamic

  • DT990PRO ☆☆

 

DAP

 SONY

  • F880
  • WM1A ☆☆☆

 

DAC&アンプ

ifi audio

  • micro iDSD Black Label ☆☆☆

 Sabaj

  • Da3
  • PHA3 ☆

 

KZ ASX レビュー

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KZ ASXのレビューです。

久しぶりに書くのでどんな感じか忘れた(^_^;)

※僕の耳はポンコツです。個人の感想なので人によって感じ方は異なります。

 

Aliexpressにて約8000円で購入しました。

元値は10000円ほどですが、クーポンを駆使すれば安く買えます。

 

付属品はいつものKZって感じでしたので写真は割愛。

TWS用イヤピ、ケーブル、よくわからない紙です。

 

良いところ。

  • 約10000円で20BAという価格破壊モンスター。
  • アップグレードケーブル(ZSTXとかと同じもの)が付属。

悪いところ。

  • エージング必須。
  • 駆動力が必要?
  • 付属イヤピはあまり良くない。
  • 音質は(色々加味して)微妙かも。

 

以下、3本構成でお送りします。

  1. 外観、装着感
  2. 音質(40時間エージング済み)
  3. 他のイヤホン(NX7等)と比較

 

1. 外観、装着感

10BAを押し込むためには仕方ないのかもしれませんが、装着感はかなり人を選ぶと思います。CA16が合う人は大丈夫だと思いますが、飛び出してる部分がCA16よりも大きいです。CA16がギリギリの人は避けた方が無難かもしれません。付属ケーブルは柔らかく、感触は悪くないです。

外観については、高級感は無くはないですが思ったより安っぽい。個人的には白よりも黒をオススメします。フェイスプレートがめちゃくちゃ厚いので、かなり耳から飛び出します。フェイスプレート表面は、一応指紋が付きにくそうなマットな感じになっていますが、それなりに付きます。あと雑に扱うと結構キズも入るので扱いは要注意です。

 

2.音質

音質は(条件付きで)そこそこ良いです。片側10BAで1万円とかなり話題にはなったのですが、箱出しではとても聴いてられる音質では無かったです。以下は40時間エージング後、再生環境はWM1A + micro iDSD BL + TypeE(TWS)での感想です。効果は不明ですが、エージングはイコライザで高域をかなり持ち上げて高域BAをしっかり鳴らしました。

Aliexpressの販売サイトによると、BAドライバが以前のものよりアップグレードされているようです。構成は低域*1、中域*1、中高域*4、高域*4となっており、AS16よりも高域寄りの構成になっていますね。どうやらBAドライバは低域側の大きなものはコストが高いらしく、小さい高域用の方が安いらしいです。そのためAS16(低域*2、中域*2、高域*4)よりも低コストで片側10BAを実現できているらしいですね。ちらっと聞いた話なので本当かどうかはわからないです。

ざっくりと各音域を表すと、高域は多BAイヤホンらしく(そこそこ)分離感が良く、中域は(そこそこ)濃く、低域はかなり圧があって濃厚です。どうやらこのイヤホン、駆動力がある環境でないと低域が強く出るようです。WM1A単体では暴れまわる低域がどうしようもなかったのですが、micro iDSD BLを通すと一変。バランスの良い、多BAらしい濃厚で分離感の良い音になります。スマホで使う予定の人は要注意ですね。

 

3.他のイヤホンと比較。

今回は以下を用意しました。

  • NICEHCK NX7 MK3
  • CCA CA16
  • KZ AS06

3つとも付属ケーブル、イヤピはFinal TypeE(TWS)、再生機はWM1A + micro iDSD BLです。リファレンス曲として、「六等星の夜 / Aimer」、「Missing You / MY FIRST STOTY」、「Clematis (KOTONOHOUSE Restoty) / hylen」、「OK / Madeon」にて聴き比べました。前2つはボーカルと楽器を気持ちよく聴けるか、後2つはその場のノリで。ちなみに装着感とかは無視しています。音質だけで判断しました。

ASXだけHif4894にリケーブルしてます。

  • 六等星の夜 / Aimer
    NX7 MK3 > ASX (Hif4894) > CA16 = AS06
  • Missing You / MY FIRST STOTY
    NX7 MK3 > ASX (Hif4894) = CA16 > AS06
  • Clematis (KOTONOHOUSE Restoty) / hylen
    CA16 > NX7 MK3 > AS06 > ASX (Hif4894)
  • OK / Madeon
    CA16 > AS06 > ASX (Hif4894) > NX7 MK3

NX7 MK3強い。あとCA16も結構良いですね。

ちなみにスマホだと、以下の通り。

AS06 > CA16 = NX7 MK3 > ASX

 

総評

20BAで1万円。話題にもなりましたし、僕も結構期待していました。正直、オススメとは言い難いです。確かに駆動力のある環境で、リケーブルしてあげればかなりマシになりますが、それならNX7 MK3が買えちゃいます…。FiiO M15とかKANN CUBEみたいなハイパワーDAPを持っているならアリかもしれませんが、そんな高級なDAPを持っている人が購買層のメインとは思えませんし、どこを目指して作った音なのかが見えてこないのです。ちなみに低音好きの方はNX7 MK3だと満足できないかもしれないので注意。

比較しちゃうとかなーり微妙なイヤホンですが、単体としてはエージングして駆動力ある環境で鳴らせば結構良い感じです。特にEDMが好きな人は楽しいイヤホンかも。Hif4894との相性は◎。ボーカルが近くなって、音が引き締まります。刺さる人には刺さる、そんな感じです。万人向けではないです。ちなみにASFも買いましたが同様の傾向でした。

 

雑記。

明日からAliexpressで11.11セールですね。みなさんは狙っている機種がありますか?個人的にはKZ AS16、TRN BA8、TRI Starseaあたり欲しいなー、なんて。そんなにお金は無いので買えてもイヤホン1つとケーブル1つくらいですかね。Starseaは評判良いので是非聴いてみたいところです。Final A4000とかも気になりますね。物欲は無限に湧いてくるのに、手元のお金は減る一方です…笑

NICEHCK NX7 MK3 レビュー

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NICEHCK NX7 MK3のレビューです。

初ブログ、初記事なので不手際はご容赦ください。

色々な先人たちのブログを見て見様見真似をしています。

※僕の耳はポンコツです。個人の感想なので人によって感じ方は異なります。

 

Aliexpressにて12,707円で購入しました。

2020年9月17日に注文、10月5日に届きました。

 

付属品は以下の通り。

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  • ケーブル
  • フィルター(青、赤、黒)
    ※青(バランス)、赤(中高音重視)、黒(低音重視)
  • イヤピース
  • ドライバー(フェイスプレート交換用)
  • 交換用フェイスプレート(赤、黒)
  • ケーブルタイ
  • 予備のネジ

 

良いところ。

  • 16芯銀メッキ線と高純度銅線のミックスケーブルが付属。
  • 付属しているイヤーピースが豊富。
  • ケースが前作よりも使いやすくなりました。
  • 2DD+4BA+1C構成。
  • フェイスプレートが交換できる。
  • フィルター(3種類)を交換できる。
  • 購入時にプラグを3.5mm、2.5mm、4.4mmから選べる。

良くない(?)ところ。

 

 今回は3点に注目して書きたいと思います。

  1. 外観、装着感
  2. 音質
  3. NX7PROや他のイヤホンと比較

 

1. 外観、装着感

2DD+4BA+1Cという二郎系ラーメンもびっくりてんこ盛り構成の本機ですが、イヤホン筐体は他の多ドライヤホンに比べて小さい方だと思います。装着感は良好で、付属のケーブルも非常にしなやかです。イヤピースについては、残念ながら付属のもので僕に合うイヤピは無かったので、以下は長楽Mを使用しての感想です。

外観はNX7PROのメカっぽい印象から落ち着いた印象になりました。ロゴに関しては意見が分かれるかなーと…。個人的にはNX7PROのメカっぽい感じは非常に好みで、赤いフェイスプレートに変更してずっと愛用していました。

Aliexpressの商品ページにも記載されていますが、フェイスプレートを交換するときはネジを締めていって、当たったところから無理に力をかけてはいけないです。ネジを受ける側は樹脂なのでネジ穴を舐めるか、最悪筐体が割れてしまうかもしれません。

 

2.音質

音質はかなり良いと思います。非常に解像度の高いキラキラサウンド弩級の高解像度イヤホンだと感じます。NX7はシリーズを通して高解像度であり、基本的に中高音寄りである場合が多いですが、MK3は前作よりもバランスが良くなっています(それでも高域が強いですが)。音の一つ一つの粒が細かく、さらに緻密な音の輪郭がハッキリとしています。MK3は音数の多い曲でもしっかり分離して聴くことができると思います。

商品ページによると、BAがより高コストのものに変更されているようです。そのお陰か中高音域の解像感は目の覚めるようなものがあります。

フィルターを変えて遊んでみました。お気に入りは黒フィルター(低音重視)。中華ハイブリッドらしいメリハリのある音になり、高音の強さもある程度和らぎます。PROでは低音重視のフィルターにすると解像感が落ちてしまい、イマイチでしたが、逆にMK3は少し解像度を落としてバランスを取るくらいが丁度良く感じます。

青フィルター(バランス)も好む方は多いと思います。赤フィルター(中高音重視)は僕には合いませんでした。流石に高音がキラッキラ過ぎて音楽どころでは…(^_^;)

ちなみにPROのフィルターがそのままMK3にも使えます。恐らくフィルター自体は色が変わっているだけな気がします。もしかしたら仕様が変更されているかもしれませんが、僕の耳ではわかりませんでした。

基本的には、なんでも聴ける器用さを少しは持った気がします。しかしやっぱり明るめの曲調の音楽が合います。電子音楽、ロック、ハウス、アニソンなど。硬質なサウンドなのでジャズやクラシックは悪くないですが、もっと良い選択肢があるように思います。

 

・おすすめ曲(是非お手持ちのイヤホンでも聴いてみてください)

 

3.NX7PROや他のイヤホンなどと比較。

今回1万円ぐらいで用意したのは以下のイヤホン。

まずは前作、NX7PROとの比較。

明らかにMK3の方が音は良くなってます。ケーブルもより新しいものへ変更され、ケースもファスナー式ではなくマグネットなので使いやすさは向上しています。しかし、Amazonでの価格差は5000円(ちなみにAliexpressだと2000円くらいしか差はありません)。個人的には聴く音楽が合えば、PROでも満足できる人は多いと思います。

とにかく良い音がいい!(そんな人は中華イヤホン買わないかもしれないけど)って人はMK3の方が良いです。費用は抑えたいけど高解像度の音が聴きたい人は、Amazonのセールを狙えばNX7PROは割と安く購入できたりするので、NICEHCKさんのTwitterをこまめにチェックするといいかもしれません。

お次、SENNHEISER IE40PROとの比較。

個人的に1万円クラスで評価高いイヤホンと言えばコレなのですが、聴き比べると全然違いました。明らかにNX7 MK3の方が解像度が高く、メリハリサウンドです。IE40PROも1DDらしいまとまった音ではあるんですが、それは逆に濁って聴こえるように感じます。IE40PROも良いイヤホンなんですけどね…(ただしケーブル、お前はダメだ)。

最後はCCA CA16。

CA16は中華イヤホンの中では僕の一番好きなイヤホンです。CA16は1DD+7BAのハイブリッドです。CA16も解像度高いイヤホンだと思っていましたが、NX7 MK3は圧倒的でした。装着感はMK3が上。ただし音は好み次第。CA16は音が少し混ざるので、弱ドンシャリの中に若干のウォームさが感じられます。しかし、よーく聴き分けると混ざっているように感じる音も一つ一つ感じることができるんですよね。そしてボーカルはしっかりと分離し、埋もれない。これがCA16が面白いと思っている点なんですが、NX7 MK3は全部キッパリハッキリ分離するので、そういう点はありません。僕の使い分けとしては、ボーカル曲はCA16、電子音楽とEDMはMK3という感じになりそうです。でもEDMならもっと重低音が欲しいという方もいるかも。

 

総評

一言で表すと優等生になって帰ってきたNX7。お財布に余裕のある方、僕のように高解像度の音を好まれる方、高音域の煌びやかさを求める方には良い選択肢だと思います。

 

アフィリエイトリンクではない…はず…。

 てかアフィリンクってどうやるのかわからない笑。